![]()
先日、教育・福祉を学ぶ学生を対象とした「子どもとの人間関係作り」セミナーの
一つのプログラムとしてインプロのワークショップが行われました。
30名近くの学生の皆さんが集まったその会場は、終始笑い声が絶えず、
人のぬくもりと熱気でとても温かい空間となっていました。
今回のワークショップで印象的だったのは学生の皆さんの積極的に相手に関わろう
とする姿勢と相手を受け入れてそこに自分のアイデアを加えていくことを
抵抗なく、そしてとても楽しそうに取り組んでいる姿でした。
あるゲームを通して、否定と肯定について体感したのですが、
どのチームからもお互いが提案し合って、関わることがいかに楽しいか
ということが分かったという声が聞こえてきました。
特に受け入れてくれない居心地の悪さはかなりのものだったようです。
ゲーム中にもかかわらず、「もうやだ~」と言う声があちらこちらで聞こえていました。
最後には、チームに分かれて身体を使った絵本を創りました。
どのチームもお互いのアイデアが自然と共鳴しあい、素敵な物語が誕生しました。
「インプロ」は台本も打ち合わせもないところに、複数の人達の手で
そこに架空のものを生み出し、紡いでいきます。
架空である為に、そこに生まれた存在をお互いが共有しなければ
前にお話を進めることができません。
だからこそ、そこに存在する全てに関心を持つ、すなわち「受け入れる」ということが
とても大切になってきます。
参加者の皆さんはこうした「インプロ」を通して、座学の知識だけでなく、
自分の身体で「関わる楽しさ」を体得してくれたようでした。
当たり前のことですが、私達の社会には子どもは必ず存在します。
たとえ、自分の生活の中に子どもという存在がいなくても、
街を歩けば必ず子どもに出会います。
そして、その子ども達は、時々無意識に我々大人を通して
自分の存在を確かめようとします。
彼らにとって「大人が自分に関心を持つ=自分が存在すること」。
つまり、子どもにとって大人の無関心は存在を否定されていることと同じなのです。
あなたは子ども達の存在を受け入れていますか?