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「親子で一緒に創る世界」

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先日のキッズクラスは、いつも見学をしているご父兄も交えての親子インプロワークショップ。

子ども達は、お母さん、お父さんを時に引っ張り、時に助けてもらったり、どの瞬間も素敵な笑い声で溢れた2時間でした。

今回のワークショップを通して、ご父兄の方々はお子さん達の発想の豊かさを生で感じただけでなく、たった一つのことで、無限に世界を広げることができ、子どもとその世界を共有して一緒に創っていったことがとても楽しかったようです。
中には、お子さま以上に楽しんでくださったご父兄もいらっしゃったようです。

特に印象的だったのは、親子でスタジオにある小物を一つ選び、その特徴を活かした架空の物語を協力して創っていくというもの。
どちらか片方ばかりがアイデアを出すのではなく、子どものアイデアに刺激され、アイデアを加えるお父さん、お母さん。
そのお父さん、お母さんの出したアイデアを楽しみ、また更にその世界を膨らませる子ども達。
とても仲良く創作しているその親子の姿は、微笑ましく羨ましく思えてなりませんでした。

後半には、この日参加の子ども達が紙芝居の絵の部分を身体で表現し、ご父兄がその絵を見ながら、一行ずつ語って、全員で協力してひとつの物語を創りました。

タイトルは「富士山」。
ここでは、予想もしないファンタジーなお話が誕生しました。
ご紹介しましょう。

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ここは、富士山の火口。
ここには、5億年以上も長生きしている生物がいた。
その名も「アネカリコミュ」。
キングコブラの一種で、この世に3頭だけ存在する。

彼らは特異体質で、雨が降ると魚に、晴れるとトカゲのような形態に変化する。
そんな彼らが好きな食べ物、それは、火口にある溶岩でできた虹色の溶花であった。

ある日、溶花が彼らに向かって話しだした。
「いつも僕達を好きでいてくれて、食べてくれてありがとう!でも、実は僕達、気になっていることがあるんだ。それは、僕達を食べ過ぎると、君の体に変化が起こってくると思うんだ・・」

そう、実は既にアネカリコミュ達の身体に異変ははじまっていた。
それから少しして、彼らの体は溶岩のようにどんどん溶けはじめ、溶岩と一緒に富士山の火口から流れ出そうになってしまう。
必死に岩につかまるアネカリコミュ達。しかし、限界がやってきた。

とうとう彼らは富士山の外に流れ出ていってしまった。その時であった。
溶花の花粉が風に吹かれて、溶けて流れていくアネカリコミュにくっついた。
すると、アネカリコミュの身体にまた変化がやってきた。
花粉とアネカリコミュが一緒になったとき、彼らの身体は、なんと人間の赤ちゃんとなったのであった。

そう、、、何を隠そう、本当の人類の誕生はここにあったのだった!!
我々人類の祖先は、富士山に住むアネカリコミュと溶花であったことは、誰も知らない事実だったのだった。

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当たり前ながら、架空の世界です。
でも、大人も子どももその架空の世界を誰ひとり疑うことなく、どんどん出来上がっていく世界に乗っかり、全員のイマジネーションが混じり合って誕生しました。

もちろん、
「そういうお話は、違うでしょ」
と、子ども達から誕生する物語を否定する親御さんはいらっしゃいません。
お互いの無限のイマジネーションは、刺激し合い育っていったのです。


子どもは大人を尊敬し、大人は子どもの凄さに刺激を受ける。
どちらかのためでなく、お互いにとっての大切な時間。

インプロを通したコミュニケーションは、そんな時間を創ってくれる。
素敵な親子関係を目の前で見せていただき、改めて感じた「親子インプロクラス」でした。

次回6月19日(土)も親子インプロです。
どなたでもご参加いただけますので、是非お待ちしております!

☆次回予定☆
6月19日(土)9:30~11:30
場所:日暮里近辺

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