皆さんは伝えたいことをどんな時でもきちんと伝えることが出来ますか。
「伝えること」「表現すること」 やはり難しいですよね。
「あ~、あの時こう伝えられたなら・・」とか「人前でもう少しうまく伝えられたなら・・」など、
誰しもそんな経験があるのではと思います。
でも、同時に「伝えることの楽しさ」があるということを我々が知っているのも事実ではないでしょうか。
先日、JUNEC(こども国連環境会議)で行われた国際フォーラムで
小中高生120名を対象としたインプロのワークショップを行いました。
今回のワークショップは、「インプロ」を通して子ども達の表現力を
向上させることをねらいとして行われました。
それにしても、10代の勢いというものは素晴らしいものです。
始めは何が起こるのだろうと不思議そうな顔をしていた参加者の皆さんも
ゲームが始まるとあっという間にすごい盛り上がりをみせました。
「相手を感じる」「周りを感じる」彼らにとって、そんな時間が
楽しくてしょうがなかったようです。
そして、その中から自己を主張し表現する力が少しずつ見えるようになってきました。
最後にはチームに分かれて、身体の形を使って絵本を創ったのですが、
開始当初は、明らかに誰かのアイデアに乗っかるだけに留まっていた皆さんも、
気づくと自分から仕掛けたり、中心で表現をするようになっていました。
また、小学生のチームは大人が驚くほど、お話が予想以上の展開をどんどん生み出していました。
架空という安心した環境だからこそ、ちょっと冒険をしてみたり
いつもより大胆になって前に進めたのかもしれません。
そして、私は仕事の関係上見られなかったのですが、このワークショップの後に
行われたグループ発表の場では、皆さんがのびのびと楽しそうに
発表をされていたそうです。
彼らは3時間の「インプロ」体験を通して、頭でなく身体で「伝えること」「表現すること」を感じ、
そしてそこに楽しみを覚えてくれたのではと思います。
「表現すること」は決して一方通行ではありません。周りとの相乗効果があって
こそ、成り立ちます。
「インプロ」はエンタテインメントです。観客がいてこそ
そこにプレーヤー達の表現が生まれ、新しい物語が創られるのです。
国際化社会で生きていくことが余儀なくされる現代社会で、これからの時代を
担う子ども達にとって、今まで以上に「表現すること」は自分を活かす
大切な手段にもなるでしょう。
それだけに、彼らにはいかなる場でも自分の伝えたいことに真摯に向き合い、
その気持ちを受け入れ、そして、何よりも「表現すること」を大いに楽しんで欲しいものです。
「インプロ」体験・・それが彼らにとって「表現」の楽しさを知る
きっかけづくりになればと思っています。