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インプロのススメ。



インプロのススメ。
世界中で多くの方々が、インプロを活かし、活躍しています。
ここでは、その中から何人かの方々にインプロの魅力を語っていただきました。
(なお、ここに紹介させていただいた方々の活動と株式会社インプロジャパンとは関係ございません。御質問等は直接お問い合わせください。)


池上奈生美 / 株式会社インプロジャパン

 
インプロは、二度と同じことは起こりません。
毎回、新しい自分と出会えます。
インプロをしているとき、私はすぐに子供のような無邪気さと想像力を取り戻します。夢中になって遊びながら「自分自身の魅力」「他者の魅力」に気づいていきます。
そして、台本がないことに不安になった時、横を見ると、必ず「イエスアンド」(受け入れあう)し、助けてくれる仲間がいます。
私はインプロを通じて世界中のプレイヤーと出会いました。
どの国のインプロヴァイザーたちも、すぐに「イエスアンド」し、どんな時もプラスの部分を見つけてくれます。

インプロは、人と関わりあいながら、それぞれが持っている創造力を生かし、人間だけで創られていく最高の芸術です。

一人でも多くの方々に、インプロを通じて「イエスアンド」していく毎日を送ってほしいと思います。 
 株式会社インプロジャパン 代表取締役社長 池上奈生美
                                       


入岡雅人  / NeXT IMPRO THEATRE
何もない空間に飛び込んで、瞬間のイメージで何かを創っていく。
自分が何をしたらいいか分からず、頭はパンパンで、しかも真っ白。しかし終わっ てみると、思いもかけない発想や、セリフたちで不思議な話が出来上がっている、、、、、、、、、 そこには自分の知らない自分がいて「誰に動かされている」でも「自分で動いている」でもないような新鮮な感覚でした。
「これは面白い!」という、はじめにインプロと出会った時のインパクトがあって、今まで続けているのだと思います。
そして、出会った時の気持ちを持ち続けながら、これからも続けていきたいと思っております。

飯野雅彦  / imp
思いもよらない状況を体験する事が出来る、そしてそれを受け入れて進んで行くとこれまた思いもよらない場所に着く。
会場にいる人や物でさえも全てが上演に参加している。
そういったこれ以上無いって位の「ライブ感」を観る側もやる側も同時に経験してしまう。
そこを今一番の魅力と感じてます。

マイケル・ネイシュタット / 東京コメディストア
「インプロ」はパフォーマーとお客さんが一緒に、行く先のわからない世界に行け、とてもエキサイティングなものです。
そして、お客さんは、芝居が作られる瞬間を観る事が出来ます。
たとえ役者がパニックしていても、その中に素晴らしいリレーションシップやモーメントがある事を感じられるでしょう。
さらに、もし「インプロ」をやれば、楽しいだけではない事がわかるはずです。
誰でも、楽に、だんだんと、自分に自信がつきストレスがなくなっていきます。


Tracy Burns / 元Artisitc Director LA Theatresports
We wish you the best and know that you will carry on the spirit of improv in your community and country. We would like to be your sister improv group here in the United States. I look forward to the time when we can all play together. Until then, keep "accepting" and "taking risks". (あなたのコミュニティーや国にインプロの精神が広がることを願っています。私たちはここアメリカであなたたちと姉妹グループの関係になれたらと思っています。いつか私たちみんなでインプロを演れるのを楽しみにしています。それまで、「アクセプト」すること、「リスクを恐れないこと」を心していきましょう。)


吉田敦  / 即興・カニクラブ
『インプロ』にはルールがあります。「他人のアイデアを否定しない」というルールです。あまりに耐え難く、とてもじゃないけど受け入れられないアイデアであっても、そのアイデアを思い付いたその人の気持ちは受け入れられます。そんなところにひかれましたそれ以外はマサに「なんでもあり」バカバカシィ。クダラナイ。大失敗。支離滅裂。良いじゃないですか。失敗を恐れず勇敢に、ゴーッ!



今井敦 / 即興演劇だんすだんすだんす
インプロと初めてであった時、その楽しさと難しさに驚きました。しかし、その場で話を作り上げ芝居をしていく事の快感は、言葉では現わせません。もちろん上手く行か ない事もあるわけで・・そんな時、皆でなんとかしようと力を合わせて行き、なんとかエンディングに辿り着く、完成度は低いかもしれないけど、忘れられない瞬間になります。観てみませんか、やってみませんか。



BOBI  /  FREECRUZ
 「インプロ」は自分の行き先に辿り着く為に必要不可欠な列車のドアである。



Rachel Waltzer  / 青山学院大学講師

Improvisation as an Educational Tool  (「教育ツールとしての即興」:和訳は下記)
Improvisational skills can aid us all in daily life, whether it be for reaching goals in a work environment, overcoming personal obstacles, interacting with friends or even preparing meals. Those of us who improvise easily tend to tackle life with openness and flexibility and an expectation that our missions, great or small will usually be a success. As a language teacher I have discovered that an open, positive and confident approach to obtaining a foreign language is the key to fluency. When students are prepared to take risks (i.e. improvise) when communicating in a new language, they find themselves speaking without hesitation and although they may stumble over grammatical errors they are ultimately communicating their thoughts, which should be the first and foremost success of a language learner. Traditionally language study was controlled by the more institutional approach of rote memorization. This approach offered students a sense of security in particular situations. They would know the correct vocabulary and sentence structure for typical situations such as a tourist asking for assistance in finding her way to the train station or in offering and responding to polite greetings. However, such study often developed a rather formal and impersonal foreign language speaker, who often found him/herself fearful of unexpected situations in which he/she may be called upon to react spontaneously by using language that was never studied or by facing unfamiliar cultural behavior that had never been experienced. Teaching vocabulary and grammar are an essential part of language study. However in my view, part is the operative word. I believe that encouraging students to improvise or role play a scene in class while using the new language is just as important for the contemporary foreign language student. By using improvisation skills in a language class, the learners are put into positions where they must communicate. Their sentences may not be grammatically flawless, but by moving an improvised scene forward, overcoming imaginary obstacles, finding solutions and reaching conclusions together with classmates they can arrive at a great point if satisfaction in their studies. Teachers who incorporate improvisation activities in the classroom place their students in positions of alertness, motivation and power. The students have goals they must reach and their focus is on the process of communicating, rather than on the self- conscious awareness of possible language mistakes which frequently hinder a student from expressing him/herself. The goal to communicate in any successful manner propels the student to speak while dismissing inhibitions or reluctance. Improvising a scene is a reflection of daily life. To reach our goals we must often look and act beyond the basic steps. Spontaneously overcoming obstacles and reaching satisfying solutions is the ultimate success of any communicator, fluent or beginner.

<和訳> (英文の内容と若干異なる点があるかもしれませんが、ご了承下さい。)
インプロのスキルは、日常生活のすべての場面で私たちを助けてくれます。
職場でゴールを達成するためにも、個人的な問題を克服していく為にも、友達とのやりとりや夕飯の支度にさえ役に立ちます。物事を即興的に処理できる人は、オープンかつフレキシブルに人生に取組んで,その夢が成功に向けて進んで行きます。 こういったオープンさ,フレキシビリティ,前向きで自信に溢れた態度は、言語習得のキーとなります。

学習者がリスクを恐れずに新しい言語に飛び込めば、文法の間違いを恐れたり、躊躇する気持を克服することができるのです。これこそが語学上達の早道です。 従来の語学学習は暗記を中心としたものがほとんどでした。この方法は確かに特定の場面では安心してコミュニケーションできるようにするかもしれません。駅への行き方の尋ね方、丁寧な挨拶のし方等、特定の場面での正しいボキャブラリーや構文を身につけられるかもしれません。しかし、こういった学習方法は、フォーマルな話し手を作るかもしれませんが、勉強したことのないことを表現しなければならなくなったり、見慣れない異文化的行動に突発的に対処しなければならないような予想外の場面では、学習者は腰がひけてしまいがちです。

ボキャブラリーや文法の学習ももちろん重要なことのひとつです。しかしあくまでもひとつに過ぎません。クラスの中で新しい言語を使って即興で対処したりロールプレイを行うことは、従来の学習法と同じぐらい必要なことなのです。インプロのスキルを語学のクラスで使うと、学習者はコミュニケーションをいやおうなくとらざるをえない状況に追い込まれます。

文法的にはあやふやでも、物語を前に進め、想像上の数多の障害を乗り越え、解決策や結論を見つける過程で、この上ない満足感を味わうことができるのです。 インプロのゲームをアクティビティとして行うと、生徒の中に動機づけと学習意欲が生まれます。生徒は、間違えないように気をつけることよりも、それぞれのゲームの中で到達しなければいけないゴールやコミュニケーションのプロセスに集中するようになります。

即興で演じるということは日常生活そのものです。ゴールに到達するためには基本的なステップを越えて行動しなければならないことがままあります。即興的に障害を克服し、解決方法を探すことがレベルを問わず語学学習の成功につながる道なのです。



(敬省略)

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